わかってるよ、この社会、生きづらいよね『頑張りすぎずに、気楽に』

温泉浸かっても浸かっても、心の癖は抜けなかったのだから
り📚書店員 2026.10.26
誰でも

世の中には、本当にさまざまな人がいます。

悪意を持って人を傷つける人。

何気ない一言で心をえぐる人。

そして、なぜかこちらばかりが気を遣ってしまう人。

そんな相手に振り回されることをストレスだと感じながら、不思議なことに、私たちは一番大切な人との関係では傷つけ合い、後悔を繰り返してしまいます。

どうしてなのでしょう。

どうして、本当は大切にしたい人ほど傷つけてしまうのに、距離を置くべき相手には何も言い返せないのでしょうか。

この韓国のエッセイは、人間関係について書かれた1冊であると同時に、「心のバランス」の本でもありました。

人生で一番大切なものを失わないために。

すべての人に好かれようとしなくてもいい。

そんな当たり前のようで難しいことを、何度も思い出させてくれます。

著者が紹介していた、ある映画のエピソードが印象的でした。

友人と観た映画があまりにも面白くて、帰宅後にレビューを検索したそうです。

10件のレビューのうち、8件は絶賛。

けれど2件だけは酷評でした。

著者は思わず、「ライバル作品の関係者が書いたのでは」と疑ってしまったそうです。

ところが後日、自分には退屈で仕方なかった映画を観たときのこと。

同じようにレビューを見ると、今度は8件が高評価でした。

そこでようやく気づきます。

同じ作品を観ても、人によって感じ方はまったく違う。

だから否定的な意見が存在すること自体は、何もおかしなことではないのだと。

私はこの話を読んで、SNSのことを思い浮かべました。

ブログを書いていても。

Instagramで発信をしていても。

誰かに届いた文章が、別の誰かにはまったく刺さらないことがあります。

以前なら、そのたった一つの否定的な反応ばかり気になっていました。

でも、それは映画と同じなのかもしれません。

100人いたら、100人全員が好きになる作品はありません。

それでも書き続けること。

その勇気を持つことの方が大切なのだと思いました。

もう一つ、忘れられない話があります。

著者は、仕事を始めてから弟にお小遣いを渡していたそうです。

けれど弟は、どこか嬉しそうではありませんでした。

その理由を考えていたとき、著者は自分が毎回こんな言葉を添えていたことを思い出します。

「ありがたいでしょう?」

「だから、お父さんとお母さんにも恩返ししてあげてね。」

善意で言っていた言葉。

けれど、その一言には「上から与える側」の視点が含まれていました。

私はこの場面で、家族という一番近い関係だからこそ、無意識に上下関係をつくってしまう怖さを感じました。

日本でも。

韓国でも。

中国でも。

家族を大切にする文化がある一方で、その近さゆえに、お互いを苦しめてしまうことがあります。

人間関係は、一人だけの努力では変えられません。

姉と弟でも。

親子でも。

恋人でも。

それは同じです。

でも、自分自身の向き合い方を変えることはできます。

著者は、感情を伝えることにも準備運動が必要だと書いていました。

まず紙に、自分の気持ちを書いてみる。

何に傷つき、何を伝えたいのかを整理する。

そして、実際に口にする言葉を練習してみる。

その積み重ねが、人との関係を少しずつ変えていくのだと。

読んでいて思いました。

人間関係は、才能ではない。

きっと練習なのです。

そして、一番大切なのは、自分をすり減らしてまで「いい人」になろうとしないこと。

誰にでも好かれる人生ではなく、大切な人を大切にできる人生の方が、ずっと豊かなのだと思いました。

この日記を書いていたときの読んだ本たち

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書いている人のこと

こんにちは。り📚書評家です。

いかがお過ごしですか?

ちょっと疲れて休憩をしに、温泉宿に立ちよりました。

その時に気が打ちたのは、わたしは意外と読書中もインナーノイズがすごいんだなということでした。

いつもどこか、ドキドキ、そわそわ。

あっわたしはこう思ってたなと考えたり、

はたまた小説とはまったく異なる悩み事をしていたり、

仕事のメールの本文ドラフトをあなたもなかで無意識に作っている時も。

休み方を知らないなんて、ダメだなあと思ったわたしです。

・・・・

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ぜひフォローやいいねをしていただけたら嬉しいです! 

以上、り📚書評家でした~!

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