【炎上危機につき購読者限定コンテンツ】よく「フリーランスダンサー」って恥ずかしくもなく言ったね?

才能より先に人を分けるものって?を考えた7月のひとかけら
り📚書店員 2026.08.24
誰でも

会員限定シリーズの2本目です。

前回は、Instagramやブログで書評発信をしていた同年代の女の子について書きました。

今回は、ダンサーとして出会った一人の女性の話です。

彼女は私の一つ年下でした。

出会ったのは私が16歳の頃。

日本でも屈指のレベルと言われるダンスコミュニティでした。

当然、彼女も上手でした。

当時の私たちにどれほどの差があったのかは分かりません。

むしろ、ほとんどなかったのかもしれません。

けれど10年近く経った今、私たちのキャリアは大きく分岐しています。

・・・・

私は海外でダンサーとして働きました。

アメリカのダンスカンパニーに所属し、同時にそのカンパニーにてマーケターや採用担当として仕事をしました。

そして今は、ヨーテボリでの次の挑戦に向けて準備を進めています。

一方で、彼女は現在も「フリーランスダンサー」と名乗っています。

ここで少し説明が必要かもしれません。

一般社会でのフリーランスと、コンテンポラリーダンス界で使われるフリーランスは少し意味が違います。

もちろん例外はあります。

大きなカンパニーを離れて独立した人。

ビザや移住の都合で一時的に所属を持たない人。

実力も実績も十分にあり、自力で活動できる人。

そうした素晴らしいフリーランスも存在します。

けれど日本の若手コンテンポラリーダンス界では、別の意味合いで使われることも少なくありません。

「所属先を持てなかった人。」

「オーディションを突破できなかった人。」

「どこにも入団することを許されなかった人。」

これはわたしの中での認識です。

だからフリーランスになることが怖かった。

フリーランスを自称することは死を意味しました。

正直に言うと、私はフリーランスダンサーになりたくありませんでした。

絶対に嫌でした。

日本で所属を探したのも。

海外へ出たのも。

一つひとつの契約を慎重に選んだのも。

全部そこにつながっています。

プライドだったのかもしれません。

あるいは恐怖だったのかもしれません。

けれど私は、「どこにも所属できなかった人」になる未来だけは避けたかったのです。

そんな彼女がある時、Webで発信を始めました。

テーマは、

「オーディションに挑戦するフリーランスコンテンポラリーダンサー」

でした。

興味があって読んでみました。

怪我のこと。

キャリアの悩み。

そうした発信はとても良いと思いました。

きっと同じように悩む誰かの役に立つでしょう。

けれど、その中に

「ダンスが上手くなる練習法」

という記事がありました。

ここで強い違和感を覚えずにはいられません。

・・・・

もちろん練習法は大事です。

賢く練習することも大事です。

でも、彼女の記事を読んだ時に思ったのです。

その"賢さ"の誤りが、むしろ彼女を苦しめているのではないかと。

なぜオーディションに受からないのか。

振付家は何を見ているのか。

自分の強みは何なのか。

自分の弱点は何なのか。

そういう問いよりも先に、「自分を傷つけないための方法」を探しているように見えました。

私はそれを見ていて不思議でした。

なぜそこを考えるのだろう。

なぜもっと根本を見ないのだろう。

そんなことを思ったのです。

そして気づきました。

私と彼女の違いは、16歳のときに出会った時点で「技術」ではなかったのかもしれません。

努力量ですらなかったのかもしれません。

(わからない。わたしは人がドン引くくらいの努力家ではあるのでそこに自信はありますが、でも人のことは見えないこともあるので・・・)

むしろ「自己評価の仕方」だったのではないかと。

わたしは神経質です。

不安も強い。

落ち込むことも多い。

人生の中で足を止めた時間も数え切れません。

体調不良や入院の足止め年数は1桁では足りない。

けれど同時に、

「まだできるはずだ」

「もっと上へ行けるはずだ」

「今回は、わたしの何かが行けなかったから失敗したんだろう」

という厄介な確信も持っています。

自分を信じているわけではありません。

むしろ疑ってばかりです。

それが結果的にわたしを大いに傷つけ、同時に前へ押し続けてきました。

だから今振り返ると、

キャリアを分けるものは才能だけではないのだと思います。

努力だけでもない。

どれだけ正確に現実を見るか。

そして、どれだけ自分自身から目を逸らさないか。

そこに大きな差が生まれるのかもしれません。

彼女の発信を読んでいて、わたしそんなことを考えていました。

そして同時に、

わたし自身もまだまだ学ぶことばかりだなと思ったのです。

傲慢には、盲目にはならないぞと。

この日記を書いていたときの読んだ本たち

(Amazonのリンクへつながります)

わたしが健やかで、集中力を保って読書するために欠かさないスーパーフルーツジュース「サジー」は、鉄分とビタミンで人にさまざまな良いメリットをもたらしてくれるそうです。

がんばるあなたに。

スキンケアが好きなあなたに。

集中してものを考えるのが好きなあなたに。

ぜひおすすめしたい商品です。

書いている人のこと

こんにちは。り📚書評家です。

いかがお過ごしですか?

キャリアに関するぶっちゃけ話の第2弾です。

読書に関するWeb媒体なので、コンテンポラリーダンスとはあまり近くない方も多いと思いますが、読んでくださりありがとうございました。

彼女のnoteを見てオンライン媒体の辻褄の付け方や発信など、(そもそもnoteとブログとニュースレターとSNSの使い分けとかも、マーケターがまず突っ込まれるところではありますね)そちらの方面についても触れたかったのですが。



それはまた別の機会に。



今日は珍しく、舞踊家としてのわたしが喋りました。おやすみなさい。

・・・・

Instagramとtwitter、Lemon8もやっています。

ぜひフォローやいいねをしていただけたら嬉しいです! 

以上、り📚書評家でした~!

読者のあなたへ、kindle30日間読み放題をプレゼント🎁

現在の人気書評記事はこちら🌸

無料で「小説好き書評家の散文読書ノート」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
限定6名!読書泊・古民家リトリート・ライター書評家NGなしキャリア相談...
誰でも
遠く離れても、人はつながれる?『雪望台からずっと』
誰でも
【炎上覚悟につき購読者限定コンテンツ】ひとりで稼ぐために思った「この子...
誰でも
夏休みの読書感想文に。大人も読みたい「心が動く物語」11選
誰でも
最近の新作書評|「習慣」が人生を変え、「魔法」が心を救い、「愛」が人を...
誰でも
夢を叶えて欲しいから、ともに夢を見つめるのを諦めた『星を編む』
誰でも
雨とけんか祭り。糸魚川市3日目の静かな景色のこと
誰でも
人は、誰かを理解しようとできるのか?『YABUNONAKA』